プロミスの借入残高を完済、もしくは大半を返済すると気になってくるのが解約についてです。
興味はあるけど方法がわからない、実際に解約した方がいいのか判断できない方は多いと思います。
そこで本記事では、プロミスの解約に関するメリット・デメリットを解説します。
また無利息残高や解約時の引き止めなど、利用者が気になる疑問にも回答しています。
プロミスの解約でお悩みの方はぜひ参考にしてください。
プロミスの解約と完済の違いは?
プロミスの解約と完済ですが、それぞれ意味が異なります。
具体的な違いは下記の通りです。
例えば30万円の借入残高がある場合、30万円全て返済した状態が「完済」です。
しかし、完済したままだと契約は続いているので、「解約」までたどり着くには別途手続きが必要になります。
今後ローン関係を利用しないという方は、プロミスを完済したまま放置しても問題ありませんが、他社ローンに申し込む予定がある方は要注意です。
解約しておかないと審査に不利といったデメリットが発生します。
以下ではプロミスの解約方法を見ていきましょう。
プロミスを解約する方法は?
プロミスを解約する方法は下記の2種類です。
それぞれ詳細をチェックしていきましょう。
電話での解約
プロミスを電話で解約する方法は下記の通りです。
プロミスコールの連絡先は下記の通り。
電話番号 | 0120-24-0365 |
営業時間 | 9:00~18:00 |
電話でプロミスを解約する場合、プロミスカードに記載されている会員番号が必要になります。
解約後はプロミスカードを保管する必要がないので、ハサミで切るなどして処分しましょう。
またプロミスを解約すると解約証明書(※)が発行されます。
電話での手続きが完了した後、自宅に郵送される仕組みです。
家族にカードローンの利用がバレたくない方は覚えておいてください。
※解約証明書とは、カードローンが完済したことを証明する書類のこと。私用する機会はほとんどありませんが、住宅ローン審査で提出を求められるケースがあります。
お客様サービスプラザ(店頭窓口)での解約
プロミスの店頭窓口、お客様サービスプラザで解約する流れは下記の通りです。
電話での手続きと異なり、お客様サービスプラザでの解約では本人確認書類が必要になります。
免許証やパスポートなどを忘れずに持参しましょう。
またお客様サービスプラザの営業時間は下記の通りです。
営業日 | 平日10:00~18:00 |
休業日 | 土日祝 |
最寄りのお客様サービスプラザの情報に関しては、プロミスの運営会社であるSMBCコンシューマーファイナンスの公式サイト「あなたの街のプラザを検索」から確認できます。
プロミスを解約する際の注意点
プロミスを解約する際の注意点は下記の通りです。
それぞれ詳細をチェックしていきましょう。
借入残高がないか確認する
プロミスを解約する際は事前に借入残高を確認しておきましょう。
1円でも返済していない残高があると解約できません。
また1,000円未満の借入残高を無利息残高と呼びます。
無利息残高は返済しなくても利息が発生しないので、基本的には放置で大丈夫です。
しかし、プロミスを解約する際は無利息残高も含めて完済する必要があります。
再度利用するには審査が必要
解約後、またプロミスを利用する場合は、再審査をする必要があります。
以前のように信用情報をチェックされるので、他社ローンの延滞やクレジットカードの滞納などがあれば審査落ちするでしょう。
プロミスを契約したままにしておけば、返済遅れなどで強制解約にならない限り、そのままカードローンを利用し続けることができます。
今後またプロミスを利用するかもしれない場合は、解約をしなくてもよいでしょう。
またプロミスを解約して再審査を行う場合は、こちらの記事を参考にしてください。
プロミスの利用情報は最長5年間残る
プロミスをはじめとしたカードローンの利用情報は信用情報に記録されます。
信用情報とは、金融サービスの利用状況等をまとめた個人情報のこと。
JICC、CIC、KSCと呼ばれる信用情報機関で保管されており、カードローンやクレジットカード、その他ローン審査に影響を及ぼします。
例えば信用情報に傷がつくとブラックリスト状態となり、最大5年間は新規ローンの審査に通過できません。
カードローンの利用情報に関してはそこまでネガティブな情報ではありませんが、審査に不利に働くことは事実です。
プロミスを解約後すぐに他社ローンを利用する予定のある方はご注意ください。
プロミスの解約は本人が行う
プロミスの解約は利用者本人のみが行えます。
親族であっても代理で解約手続きを進めることはできません。
「家族がプロミスからの借金で周囲に迷惑をかけている」「仕事が忙しくて代理での解約をお願いしたい」など、いかなる理由も例外はありません。
どうしても忙しくお客様サービスプラザ(店頭窓口)までいけない方は、電話で解約手続きを進めましょう。
プロミスを解約するメリット
プロミスを解約するメリットは下記の通りです。
それぞれ詳細をチェックしていきましょう。
借りすぎを防止できる
プロミスを解約するメリットの1つに「借りすぎを防げる」ことが挙げられます。
カードローンは契約している限り何度でもお金を借りられる仕組みです。
手元にカードがあったり、家の近くにコンビニATMがあるとついつい借りてしまう方も多いと思います。
ただ、プロミスを解約さえしてしまえば物理的に追加借入を防ぐことができます。
新たにお金を借りる際もプロミスの再審査を通過する必要があり、手軽に再契約とは行かないでしょう。
プロミスを解約することで退路を断ち、返済能力以上の借り入れ防止につながります。
借金の不安から解放される
プロミスを解約することで借金の不安から解放される点もメリットです。
カードローンは非常に便利なサービスですが、借金という事実は変わりません。
1日でも遅れてしまうと遅延損害金が発生するなど、毎月の返済日に精神的な負担を感じていた方は多いはずです。
しかし、「プロミスを解約できる=借入残高を完済した」ということ。
「お金を用意できない」「返済日を忘れていた」など、借金の不安から解放されるでしょう。
住宅ローンなどの審査に通りやすい
住宅ローンに申し込む場合、カードローンを完済していることで審査に通りやすくなることがあります。
返済比率が変動するからです。
返済比率とは、年収に占める各種ローンの年間返済額を割合で示したもの。
年間返済額÷年収=返済比率となり、住宅ローン審査では20%以下であることが求められます。
また返済比率における年間返済額は、カードローンの利用限度額が算出されます。
つまり、プロミスを完済したとしても解約しなければ返済比率が下がらないということです。
例)借入残高が30万円、利用限度額が50万円の場合、返済比率には50万円が採用される。
反対にプロミスを解約さえすれば返済比率を下げられます。
また住宅ローン審査では、解約証明書の提出が求められる可能性があることも要チェックです。
プロミスを解約するデメリット
プロミスを解約するデメリットは下記の通りです。
それぞれ詳細をチェックしていきましょう。
電話での解約だと自宅に郵送物が届く
プロミスを電話で解約した場合、自宅に解約申込書と解約証明書が届きます。
郵送物が自宅に届くことによって、家族や周囲の人にカードローンを利用していたことがバレてしまう恐れがあります。
また書類が届くタイミングも2つにわかれている点も要注意です。
時間に余裕のある方は、お客様サービスプラザまで足を運び、その場で解約手続きを行った方がいいでしょう。
プロミスポイントは失効される
プロミスポイントとは、会員サービスを通じて獲得できるポイントのこと。
提携ATM手数料が無料になったり、一定期間無利息になったり、お得な使いみちが用意されています。
しかし、プロミスを解約してしまうと、貯めていたプロミスポイントが失効されます。
再申し込みしても以前のポイントは引き継がれないので注意が必要です。
※プロミスポイントサービスは2022年2月20日に終了します。終了後は新たなポイントサービスがスタートする予定です。また新ポイントサービスの開始に伴い、2022年2月7日~2022年2月20日の間はプロミスポイントの付与・利用が行えません。
プロミスの解約に関するQ&A
ここではプロミスの解約に関するQ&Aを解説します。
それぞれ詳細をチェックしていきましょう。
借入残高に1000円でも残ってたら解約できない?
借入残高が1,000円未満の場合、無利息残高と呼ばれる状況になります。
文字通り放置していても利息は発生しませんが、完済扱いにはならないので解約もできません。
また無利息残高を返済する場合、小銭を扱う仕組み上ATMでは取引できず、店舗窓口まで足を運ぶ必要があります。
店頭窓口以外では、「インターネット返済」と「銀行振込」が利用可能です。
またATM返済にこだわる場合、借入残高よりも多めに支払うといった方法があります。
余分に支払った分を後日返金してもらう仕組みです。
プロミスの返済について詳しく知りたい方は、こちらも合わせてご覧ください。
解約時に引き止められる?
プロミスの解約時に引き止められることはありません。
手続きさえクリアすればスムーズに解約できるでしょう。
ただ解約手続き中に、担当者から「再度利用する場合は申込から行わなければならない」などの旨を伝えられるケースもあります。
まとめ
今回は、プロミスの解約について解説しました。
プロミスを解約する一番のメリットは、借金の不安から解放され、カードローンに頼らない生活を送れる点でしょう。
しかし、再度お金が必要になってもすぐには借りられず、再審査が必要になるといったデメリットもあります。
ご自身の状況を冷静に分析し、プロミスを解約した方がいいかを検討しましょう。