3社目でもカードローンを利用できる?審査に落ちないための注意点を解説!

カードローンはお金に困ったときの頼れるサービスです。
更なる借り入れを行いたい方は3社目のカードローンを検討している方がいるのでは無いでしょうか。

しかし、「複数借入が3社以上になると審査に落ちるのでは?」と不安な方も多いと思います。

そこで本記事では、3社目のカードローンについて徹底解説。

【この記事でわかること】

  • カードローンは3社目でも利用できるのか
  • 3社目以降におすすめのカードローン
  • 3社目上のカードローンを利用する際の注意点 など

3社目以上のカードローンを利用に関するQ&Aも解説しています。

複数借入でお悩みの方はぜひ参考にしてください。

目次

カードローンは3社目でも利用できる?

結論から述べると、カードローンは3社目でも申し込めます。

しかし、3社以上の借り入れでは今までよりも返済能力を厳しくチェックされます
貸したお金返ってこない「貸し倒れリスク」が高まるからです。

また借入件数に関わらず、カードローン審査では下記の要素が重要になります。

  • 安定収入があるか
  • 信用情報に傷がないか
  • 総量規制にひっからないか

3社目だから特別な基準が設けられるわけではなく、従来通り返済能力にフォーカスした審査が行われます。

3社目以上カードローンを利用している割合

3社目以上のカードローンを利用している方は意外と多く、具体的な割合は下記の通りです。

借入件数 割合
1件 66.06%
2件 22.17%
3件 8.11%
4件 2.66%
5件以上 1.00%
(参考:JICC 「残高がある者の借入件数毎の登録状況」 、2021年11月末現在)

約10%以上の方がカードローンを3社以上利用しているとわかります。

しかし、4社目以上の借り入れは全体の3.66%と非常に少ないです。

複数借入の場合、審査に通過できるのは3社目までが現実的な範囲となります。

3社目以降におすすめのカードローン3選

ここでは、3社目以降におすすめのカードローン*を3つご紹介します。
※他社ご利用の方でも審査可能ですが、お客様のご状況によってご利用いただけない場合もございます。

おすすめカードローン
  • アイフル
  • アコム
  • プロミス

それぞれ詳細をチェックしていきましょう。

アイフル

アイフルの基本情報は下記の通りです。

申込条件 満20~69歳で安定収入のある方
利用限度額 1万~800万円
金利 3.0%~18.0%
担保・保証人 不要
融資スピード 最短即日
無利息期間 30日

2021年4月~8月までの審査通過率は下記の通り。

審査通過率
4 37.5%
5 37.0%
6 35.8%
7 34.8%
8 33.9%
(引用:月次データ)

概ね35%前後の審査通過率に収まっています。

また最大の魅力は電話での在籍確認を回避できる点。
原則書類での在籍確認を公表しており、周囲にカードローンの利用がバレません。

さらにアイフルでは無利息期間が30日間用意されています。

負担を抑えながら利用できるカードローンです。

アコム

アコム基本情報は下記の通り。

申込条件 満20~69歳で安定収入のある方
利用限度額 1万~800万円
金利 3.0%~18.0%
担保・保証人 不要
融資スピード 最短即日
無利息期間 30日

2021年4月~8月までの審査通過率は下記の通り。

審査通過率
4 41.2%
5 42.6%
6 42.4%
7 41.5%
8 42.6%
(引用:マンスリーレポート)

概ね42%前後の審査通過率となり、多くの方が契約に成功していることがわかります。

またアコムには無利息期間が存在し、契約日の翌日から30日間は利息0円で利用可能です。
短期間だけ利用できる3社目のカードローンをお探しの方にぴったりでしょう。

プロミス

プロミスの基本情報は下記の通り。

申込条件 満18~69歳で安定収入のある方(※)
利用限度額 500万円
金利 4.5%~17.8%
担保・保証人 不要
融資スピード 最短即日
無利息期間 30日

※お申込時の年齢が18歳および19歳の場合は、収入証明書類のご提出が必須となります。
※高校生(定時制高校生および高等専門学校生も含む)はお申込いただけません。

2021年4月~8月までの審査通過率は下記の通り。

審査通過率
4 41.1%
5 40.8%
6 40.3%
7 38.6%
8 39.5%
(引用:月次データ)

概ね40%前後の審査通過率となります。

またプロミスは大手消費者金融の中でも金利が抑えられているのが特徴です。
カードローンの新規契約では最大金利が適用されることが多く、他のカードローン会社が18.0%なのに対してプロミスは17.8%です。

少しでもお得に利用できる3社目のカードローンをお探しの方におすすめします。

3社目以上のカードローンに申し込む際の注意点

3社目以上のカードローンに申し込む際はいくつか注意点があります。

具体的には下記の通りです。

注意点
  • 総量規制をクリアする
  • 同時に複数のカードローンに申し込まない
  • 収入証明書を用意しておく
  • 信用情報に傷がないのはマスト
  • 銀行カードローンは審査落ちの可能性が高い
  • 5社を超える借り入れは難しい

それぞれ詳細をチェックしていきましょう。

総量規制をクリアする

総量規制とは、年収の3分の1を超える借り入れを禁止した法律のことです。

過度な借入れから消費者の皆さまを守るために、年収などを基準に、その3分の1を超える貸付けが原則禁止されています(総量規制)。例えば、年収300万円の方が貸金業者から借入れできる合計額は、最大で100万円となります。
(引用:日本貸金業協会 「お借入れは年収の3分の1までです」)

総量規制を超えた借り入れはできないので、どの消費者金融カードローンに申し込んでも審査落ちします。
例えばカードローン会社Aで30万円、カードローン会社Bで20万円の借入がある場合、借入額の合計は50万円です。

年収300万円の方が3社目のカードローン審査に通過するためには、借入希望額を残りの50万円以内に収める必要があります。

また銀行カードローンは総量規制の対象外ですが、こちらも自主規制が行われるので過度な借り入れは難しいでしょう。
消費者金融カードローンを3社以上利用する場合、借入額と年収のバランスに配慮する必要があります。

信用情報に傷がないのはマスト

1社目と2社目のカードローン審査と同様、3社目でも信用情報は必ずチェックされます。
返済遅れや滞納などで傷がついている場合、審査落ちの可能性は非常に高いです。

そもそも信用情報とは、金融サービス利用状況をまとめた個人情報のこと。
主にCICJICCKSCの3機関が保管し、カードローンやクレジットカードの申し込み時に参照されます。

【信用情報に傷がつくケース】

  • カードローンの長期延滞
  • スマホ代の返済遅れ
  • 奨学金の滞納
  • 債務整理 など

また信用情報が傷ついている状態をブラックリストと呼びます。
ブラックリスト状態の場合、カードローンはもちろんクレジットカードや各種ローン審査に通りません。

審査落ちに関する情報も信用情報機関に記録されるので、ブラックリスト状態での申し込みは逆効果になります。

3社目以上のカードローンに申し込む際は、信用情報に問題がないかを必ずチェックしましょう。

同時に複数のカードローンに申し込まない

3社目のカードローン審査が不安だからといって、複数のカードローンに申し込むことはNGです。
「複数のカードローンに申し込んでいる=お金に困っている」と判断され、審査落ちする可能性があるからです。

複数申し込みの具体例は下記の通り。

  1. 本命のカードローン会社Aに申し込む
  2. ほぼ同時期に別のカードローン会社Bに申し込む
  3. A社とB社の審査中にカードローン会社Cに申し込む

カードローンの申込情報は信用情報機関で6か月間記録されます。

審査落ちが不安かと思いますが、3社目のカードローン申込は本命の1社の絞りましょう。

収入証明書を用意しておく

3社目以上のカードローン審査では、収入証明書の提出を求められる可能性が高いです。

まずは下記の基準をご覧ください。

【収入証明書が必要になる基準】

  • 1社での借入希望額が50万円を超える
  • 複数社での利用限度額が100万円を超える

注意すべきは「複数社での利用限度額が100万円を超える」場合です。
カードローンの申し込みも3社目となると、多くの方が100万円を超えてしまうと思います。

審査の段階で慌てないためにも、収入証明書は事前に用意しておきましょう。

銀行カードローンは審査落ちの可能性が高い

銀行カードローンの審査基準は消費者金融カードローンよりも高いです。
カードローン会社によって異なりますが、消費者金融カードローンが40%前後なのに対し、銀行カードローンは20~30%程度の審査通過率になります。

また銀行カードローンは即日融資に対応していない場合が大半です。
急いで3社目のカードローンを利用したい方には向いていません。

もちろん、銀行カードローンには消費者金融カードローンより低金利というメリットがあります。

しかし、アイフルやプロミスなど無利息期間が存在するカードローン会社も多いです。

負担を減らしながら3社目のカードローンを利用したい方におすすめします。

5社を超える借り入れは難しい

カードローンの複数借入も5社を超えるとかなり難しいです。

JICC(日本信用情報機構)の「残高がある者の借入件数毎の登録状況(2021年11月末現在)」 で解説した通り、5社以上のカードローン会社を利用している方は1%しか存在しません。

4社以上の方も2.66%までと非常に少ない割合です。

複数借入は1社目のカードローン審査よりも返済能力を厳しくチェックされます。
審査落ちを回避するためには、2~3社程度に抑えた方がいいでしょう。

3社目以上ならカードローンよりおまとめローンがいい可能性

現在2社の返済でお困りの方は、3社目のカードローンではなくおまとめローンを検討してみてください。

主なメリットは下記の通りです。

  • 金利が下がる可能性がある
  • 返済先を一本化できる

おまとめローンとは複数のカードローン返済を一本化するサービスのこと。
おまとめ後は適用金利が下がる可能性があるので、負担を減らしながら返済スケジュールを調整できます。

ただおまとめローンは返済向けのサービスということもあり、追加融資等には対応していないこともあります。

カードローンの利用先を増やしたいのか、それとも完済したいのか、ご自身のニーズに合わせてお選びください。

おまとめローンの詳細に関してはこちらの記事で解説しています。

・「おまとめローン おすすめ」を訴求

3社目以上のカードローン利用に関するQ&A

ここでは、3社目以上のカードローン利用に関するQ&Aをご紹介します。

Q&A
  • 住宅ローンも借入件数に含まれる?
  • 専業主婦も3社目以上借り入れられる?
  • 中小消費者金融なら審査に通過しやすい?

それぞれ詳細をチェックしていきましょう。

住宅ローンも借入件数に含まれる?

結論から述べると、住宅ローンはカードローンの借入件数に含まれません。
総量規制の対象外になるので、年収の3分の1を超える借入も可能です。

住宅ローン以外で借入件数に含まれないものは下記の通り。

【借入件数に含まれないもの】

  • クレジットカードのショッピング枠
  • 自動車ローン
  • 教育ローン
  • 奨学金 など

そもそも総量規制は貸金業者向けの法律です。
カードローン以外の融資サービスの多くは対象外となります。

住宅ローンや自動車ローンのうち、貸し手が銀行、信用金庫、信用組合、労働金庫、農協等の金融機関である場合、そもそも、貸金業法の適用がある貸付けではないため、総量規制は適用されません。
(引用:貸金業法Q&A)

ただクレジットカードのキャッシング枠は、総量規制の対象となるのでご注意ください。

専業主婦も3社目以上借り入れられる?

専業主婦の方が3社目以上のカードローンを利用するのは至難の技です。

そもそも専業主婦の場合、本人が無収入なので2社目の審査も落ちる可能性があります。
他社借入の実績があったとしても3社目の審査は高確率で落ちるでしょう。

専業主婦の方が利用できるカードローンについて知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。

無職でも借り入れできるカードローンはどこ?審査なしでお金を借りる方法を解説

中小消費者金融なら審査に通過しやすい?

中小消費者金融に限らず、審査基準が甘いカードローン会社は存在しません。

しかし、機械化が進んでいない中小消費者金融カードローンなら、大手消費者金融よりも融通を利かせてもらえるケースもあります。
人に手による審査のウェイトが大きいからです。

ただ、中小消費者金融は大手消費者金融金よりも金利が高めに設定されています。
ATMがいたるところに存在するアイフルやプロミスと比較して利便性も低いでしょう。

中小消費者金融カードローンは、大手消費者金融の審査に落ちた場合の選択肢と認識しておきましょう。

まとめ

今回は3社目以降のカードローンについて解説しました。

ポイント
  • 3社目以降でもカードローンは利用できる
  • 審査はかなり厳しくなる
  • 総量規制や信用情報のチェックが重要
  • 中小消費者金融や銀行カードローンはおすすめしない
  • 5社を超えると審査落ちの可能性が高い

3社目以降でもカードローンは利用できますが、今までよりも厳しい審査が待ち受けています。
信用情報はもちろん、総量規制への配慮も必要になるでしょう。

また銀行カードローンや中小消費者金融は3社目以降のカードローンに向いていません。
アイフルやプロミスなど、大手消費者金融を利用しましょう。

※本記事は公開時点の情報であり、最新の情報とは異なる場合があります。あらかじめご了承ください。

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