「アコムの金利はどのような仕組みなの?」
「アコムの金利だと利息はいくらになるの?」
カードローンを利用する上で避けて通れない金利。
アコムの場合はどれくらいになるのか、気になる方も多いはずです。
そこで、今回はアコムの金利について下記の内容を中心に解説していきます。
一括返済する方法についてもあわせて解説します。
ぜひ、最後までご覧ください。
アコムの金利の仕組み
ここでは、アコムの金利の仕組みについて解説します。
そもそも金利とは?利息や利子との違い
金利・利息・利子には以下の違いがあります。
金利 | 借り入れした金額に付く利息の割合 |
利息 | 貸主が受け取りできる金額 |
利子 | 借主が支払いする金額 |
具体的に解説すると、実質年率○○%と記載されているのが金利で、実際に発生する金額が利息や利子です。
また、利息は以下の式で計算できます。
「利息=借入額×金利(実質年率)÷365×借入日数」
うるう年は365を366に変更して計算してください。
利用限度額によって金利が変動する
カードローンにおける金利は利用限度額によって変動します。
借入額が大きくなるほど、金利も下げられる仕組みで、アコムの場合は実質年利15%~18%です。
利用限度額はアコム申し込み時に希望できるものの、最終的には審査によって決まります。
そのため、必ず希望の利用限度額が設定されるわけではありません。
また、カードローンの返済に遅れた場合は遅延損害金が発生し、貸金業法の上限金利である20%が適用されます。
借入時は総量規制に注意
貸金業者から借り入れするときに注意したいのが総量規制です。
総量規制により、借入額は年収3分の1までの借り入れに限られます。
他社借り入れが多い方は、消費者金融へ申し込みしても利用限度額が低くなる可能性が高いです。
年収300万円の方のケースをご覧ください。
A社の借入額 | B社へ申し込みしたときの利用限度額 |
0万円 | 100万円まで |
30万円 | 70万円まで |
50万円 | 50万円まで |
70万円 | 30万円まで |
100万円 | 0万円 |
年収300万円でA社の借入額が100万円の場合、すでに年収3分の1まで借りている状況です。
そのため、B社へ申し込みしても借りられないと考えてください。
アコムの金利は高い?低い?
アコムの実質年率3.00%~18.00%は、他社と比較しても高くはありません。
カードローン利用の場合、金利が高ければ、返済時に支払う利息が増えます。
その点アコムは大手消費者金融平均レベルの金利設定で、安心といえるでしょう。
また、クレジットカードのキャッシングは年18.00%の金利がよく見られます。
そのため、アコムの金利はクレジットカードのキャッシングとあまり変わらないということです。
参考までに、各カードローンの金利比較表をご覧ください。
カードローン会社 | 金利(実質年率) |
アコム | 年3.00%~18.00% |
プロミス | 年4.50%~17.80% |
SMBCモビット | 年3.00%~18.00% |
アイフル | 年3.00%~18.00% |
また、アコムには無利息期間と呼ばれるサービスが存在します。
30日間の借入であれば利息が発生しないので、無利息期間がないSMBCモビットと比較した場合、その分お得になります。
借入金額が30万円、3か月借り入れ、金利18%の場合を比較してみましょう。
もちろん、上記の利息は借入金額や日数が増えるほど膨らみます。
利息を抑えたい方にアコムはぴったりです。
アコムの返済シミュレーション
アコム公式ホームページには、返済シミュレーションのページがあります。
借入額ごとに返済シミュレーションしていくため、利息が気になる方はご参考ください。
アコムは定率リボルビング方式を採用
アコム採用の定率リボルビング方式は、借入額に一定の割合を乗じる返済方式です。
「借入額×一定の割合=毎月最小の返済額」
※元金+利息=毎月最小の返済額
定率リボルビング方式には、以下のメリットとデメリットがあります。
一定の割合は契約極度額(契約上で借りられる上限金額)によって変わります。
契約極度額 | 一定の割合 |
~30万円 | 4.20%以上 |
30万円~100万円 | 3.00%以上 |
100万円~ | 3.00%以上・2.50%以上・2.00%以上・1.50%以上 |
借入額が10万円
10万円借りたときの最小返済額は以下のとおりです。
「10万円×4.20%=4,200円」
※契約極度額~30万円の場合
1,000円未満は切り上げされるため、最小返済額は5,000円になる計算です。
毎月5,000円の返済で利息がいくらになるのかシミュレーションします。
返済総額 | 11万9,772円 |
うち利息 | 1万9,772円 |
返済回数 | 24回 |
※実質年率18.00%の場合
借入額が20万円
20万円借りたときの最小返済額は9,000円です。
※契約極度額~30万円の場合
毎月9,000円返済したときのシミュレーション結果は以下をご覧ください。
返済総額 | 24万5,093円 |
うち利息 | 4万5,093円 |
返済回数 | 28回 |
※実質年率18.00%の場合
借入額が50万円
50万円借りたときの最小返済額は1万5,000円です。
※契約極度額30万円~100万円の場合
毎月1万5,000円の返済を続けたときのシミュレーション結果は以下のとおりです。
返済総額 | 69万8,327円 |
うち利息 | 19万8,327円 |
返済回数 | 47回 |
※実質年率18.00%の場合
借入額が100万円
借入額100万円の場合、最小返済額は3万円になる計算です。
※契約極度額100万円~の場合
毎月3万円返済したときの利息は以下をご覧ください。
返済総額 | 130万1,674円 |
うち利息 | 30万1,674円 |
返済回数 | 44回 |
※実質年率15.00%の場合
アコムの返済日
アコムには2つの返済日があります。
35日ごとの返済では、前回返済日の翌日より35日目に次回の返済日が来ます。
次回の返済日までなら、いつでも返済できます。
毎月指定期日では月初めから月末まで、都合のよい返済日を指定できます。
毎月一定となるため、いつ返済すればよいのか分かりやすいです
アコムの金利を下げるためのポイント
申込時に以下のことを意識すると、アコムの金利を下げることができます。
それぞれ詳細を見ていきましょう。
まとめて借り入れを行う
利用限度額が大きくなるほど、アコムの金利は下がります。
契約極度額 | 金利 |
501万円~800万円 | 年3.00%~4.70% |
301万円~500万円 | 年4.70%~7.70% |
100万円~300万円 | 年7.70%~15.00% |
1万円~99万円 | 年7.70%~18.00% |
契約極度額90万円の場合、最大金利は年18.00%です。
しかし、契約極度額100万円に増額すれば最大金利年15.00%まで下がります。
アコムでは以下の方法で増額申請が可能です。
インターネット | 24時間 |
アコムATM | 24時間 |
アコム総合カードローンデスク「0120-629-215」 | 9時00分~18時00分 |
自動契約機 | 9時00分~21時00分 ※年中無休(年末年始を除く) |
店頭窓口 | 平日:9時30分~18時00分 |
金利を下げたいときは、増額を検討してください。
ただし、申請後の増額審査に通過しないといけません。
アコムと直接交渉する
増額の他、アコムと直接交渉して金利を下げてもらう方法があります。
以下に該当する方は、金利引き下げの交渉がまとまりやすいです。
- 毎月の返済を継続している
- 1年以上は返済実績を積み重ねている
- 会員規約を守っている
- 以前より年収が上がっている
ただし、返済を遅延している方は交渉しても認めてもらえないと考えてください。
アコムのユーザーが支払総額を減らす方法
すでにアコムを利用している場合、以下の方法を実践するとよいです。
2つの方法について詳しく解説します。
臨時返済を利用する
トータルの利息を減らしたいときに有効なのが臨時返済です。
アコムでは以下の方法で臨時返済できます。
- アコムATM
- 提携先ATM(セブン銀行・ローソン銀行・イーネットなど)
- 店頭窓口
- 銀行口座への振込
毎月指定期日を選んだ方は、返済日より15日以上前に臨時返済してください。
35日ごとの返済日を選んだ方は、35日サイクルのまま返済していると毎月返済期日より利息が増えやすいです。
そのため、35日目の返済日を待たずに積極的に臨時返済してください。
一括返済を利用する
まとまった金額が入ったときは、アコムへ一括返済するとよいです。
アコムへの一括返済は、以下の方法で行えます。
- アコムATM
- 提携先ATM(セブン銀行・ローソン銀行・イーネットなど)
- 店頭窓口
- 銀行口座への振込
- インターネット返済
ATMは1,000円単位の返済です。
1,000円未満の端数分まで一括返済したいときは、ATM以外の方法を選んでください。
アコムの金利に関するまとめ
今回は、アコムの金利について下記の内容を中心に解説してきました。
アコム公式ホームページにある返済シミュレーションでは、簡単に利息を計算できます。
後で返済がきつくならないよう、借り入れする前に返済シミュレーションするとよいです。
最後までご覧いただきありがとうございました。